
数世紀前も前から、ホホバオイルは、アメリカンインディアンやメキシコやアメリカ南西部の先住民の間で使用されてきました。
不毛の乾燥地帯において、「液体」は非常に貴重なものです。ホホバの種子を潰して搾り取ったオイルを、肌や髪につけ、強い太陽光から肌を保護する目的で利用しました。また、火傷や傷ついた皮膚の治療薬としても使用してきました。そしてそれに役立つ効能がホホバオイルにはあったのです。
ヨーロッパからアメリカに渡った開拓移民は、その優れた効能を持つホホバの存在に気が付き、砂漠の奇跡の植物として、重宝するようになったと言われています。
1971年、マッコウクジラの捕獲禁止により、代替品オイルが必要になりました。マッコウクジラから採れるオイルは、産業用、工業用の機械油、時計など精密機械の潤滑油、ペンキなど建材の原料、照明用燃料、高級ロウソク、皮革用の石鹸、グリセリンの代わり、化粧品、食品など、ありとあらゆる様々なものに利用されていました。そこで類似している点が多いホホバオイルがその代替品として示され、オイルを採るためのホホバの栽培が本格的に始められました。
ホホバオイルは、初めはマッコウクジラから採れるオイルの代替品でしたが、その後研究が進み、ホホバオイル独自の優れた特性が認識されるようになり、現在では、工業用品から化粧品まで幅広く利用されています。
ホホバオイルは、ホホバの種子から作りますが、1970年代までは、ホホバの種子は、自生する野生のホホバから手作業で摘み取っていました。1979年頃からは、商業的に栽培されるようになり、近年では、アルゼンチン、アメリカ、イスラエル、オーストラリアなどで人工栽培されています。主にヨーロッパ、日本などに輸出されています。